8日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『IPPONグランプリ』(21:00~23:10)の本戦出場者1人を決める事前番組『IPPONスカウト』が1日(13:30~15:30)に放送され、女優の伊藤修子が出場権を獲得した。よしもと所属の伊藤は、劇団・拙者ムニエルで女優として活動。2012年10月から2013年3月まで『笑っていいとも!』の木曜レギュラーを務めたことでも話題になった。

『IPPONグランプリ』に出場する伊藤修子

『IPPONグランプリ』は、ダウンタウンの松本人志が大会チェアマンを務め、10人のお笑い芸人が大喜利で競い合う番組。2009年12月に深夜番組としてスタートし、2011年6月放送の第5回以降は21時からの「土曜プレミアム」枠で放送され、今大会で12回目を迎える。

先立って放送された『IPPONスカウト』は、全国に埋もれた大喜利の才能を発掘するプロジェクト。過去最高の1,719人がエントリーし、大喜利ペーパーテストで優秀な回答を出した八木真澄(サバンナ)、RG(レイザーラモン)、篠宮暁(オジンオズボーン)、五明拓弥(グランジ)、伊藤修子、お~い! 久馬(ザ・プラン9)の6人が選出され、スタジオで大喜利対決。本職は女優ながらも、大喜利イベント「ダイナマイト関西」で好成績をおさめるなど、"大喜利力"に定評のある伊藤が、独特な世界観で激戦を制した。

本戦への初出場が決まった伊藤は、「優勝は無理だろうと思っていましたので、何とか爪痕を残せれば…という気持ちで挑みました。正直、自分には縁のない番組だと思っていましたので、うれしい気持ちもありましたが、その反面、普段やっている大喜利が通用するのか不安もありました」と振り返り、「ギャグっぽい回答が得意そうな方々が集まっていたので、ちょっと不利かなと思っていました」と冷静な一面も。「皆さん、収録の合間にボケをはさんでこられたりして、収録は和やかな雰囲気でした。とても楽しかったです(笑)」とリラックスして臨めたようだ。

すでに本戦の収録は終えており、「『IPPONスカウト』とは雰囲気が違っていたので、ちょっと力が入ってしまいました。普段は、年齢層の高い方々の前で大喜利をしていますが、今回はお客さんの層も若いですし、芸人さんが採点をされるということで、ちょっと難しかったです(笑)」と持ち味を出せなかった様子。「私が出場することで、誹謗中傷が来るのではと心配です(笑)」と不安も口にしながら、「私が、大喜利をやっているということを知らない学生時代の先輩や友だちもいるので、大喜利もやっているということを、疎遠になっている方々に見ていただけたらと思います(笑)」と期待を寄せている。

8日に放送される本戦には、伊藤のほか、ちゅうえい(流れ星)も初出場。Aブロックは、バカリズム、大久保佳代子(オアシズ)、堀内健(ネプチューン)、ちゅうえい(流れ星)、小木博明(おぎやはぎ)の5人、Bブロックは、千原ジュニア(千原兄弟)、有吉弘行、こいで(シャンプーハット)、飯尾和樹(ずん)、伊藤の5人で争われ、それぞれのブロックの勝者が対決し、チャンピオンが決定する。