総務省は31日、2014年9月の全国の消費者物価指数(CPI、2010年=100)を発表した。それによると、値動きの激しい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)は前年同月比3.0%上昇の103.5となり、16カ月連続で前年を上回った。ただし、上げ幅は前月(3.1%上昇)より0.1ポイント減少し、2カ月連続で縮小した。前月比は横ばいだった。

生鮮食品を除く総合指数の動き(出典:総務省統計局Webサイト)

総合指数は103.9で、前年同月比では3.2%の上昇、前月比では0.2%の上昇。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.7で、前年同月比では2.3%の上昇、前月比では横ばいとなった。

総合指数の前年同月比の変動に対する各項目の寄与度を見ると、ガソリン、電気代などの上昇幅が縮小したエネルギーにより総合の上昇幅が0.14ポイント縮小した。

同省は併せて、2014年10月(中旬速報値)の東京都区部の消費者物価指数を発表。それによると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.5%上昇の102.2となり、18カ月連続で上昇した。なお、上げ幅は前月(2.6%上昇)より0.1ポイント縮小した。前月比は0.2%の上昇だった。

総合指数は102.2で、前年同月比では2.5%の上昇、前月比では0.1%の下落。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は100.2で、前年同月比では2.1%の上昇、前月比では0.3%の上昇となった。