日産自動車は、ブラジル・サンパウロ市で28日から(一般公開は10月30日~11月9日)開催されたラテンアメリカ最大のモーターショー『サンパウロモーターショー2014』で、都市型コンパクトクロスオーバーの新コンセプトカー「Kicks Concept(キックス コンセプト)」を世界初公開したと発表した。

「Kicks Concept」

同車は、2年前に同モーターショーに出展した都市型スポーツカーコンセプト「EXTREM(エクストレム)」に続く、ブラジル市場向けにデザインしたコンセプトカーの第2弾。将来市場へ投入する可能性を想定したモデルであり、今日のアクティブなブラジルの若い層が求めるタフネスや安全性も取り入れている。

デザインは、ブラジルの路面状況に対応できるように、どっしりとした接地感と機敏な印象を兼ね備え、ダイナミックなボディ形状やコーナーに突き出したホイールなどが、安心感と安全性を表現。またボディ部分には、「Vモーション」モチーフを施したグリルやブーメラン型ヘッドライト、ユニークなフローティングルーフ、力強いボディ形状といった、ニッサンデザインの特徴が多く取り入れられた。

開発は、日本に拠点を持つグローバルデザインセンターのリーダシップの下に、カリフォルニア州サンディエゴにある日産デザインアメリカ(NDA)と、ブラジルのリオデジャネイロにあるサテライトデザインスタジオ、日産デザインアメリカ・リオ(NDA-R)が共同で行っている。

「Kicks Concept」