日産自動車は、コンパクトセダン「ラティオ」をマイナーチェンジして22日に発売した。今回のマイナーチェンジでは、デザインの一部変更、車体色、グレード体系、装備の見直しが行われている。

「ラティオ G」

デザインの一部変更では、エクステリアにおいてフロントバンパー・フロントグリル・ヘッドランプ・フード・リヤバンパーの形状を変更。インテリアでは、ステアリング・センタークラスター・助手席側のインストルメントパネルの形状変更に加え、シートクロスも変更して全体の質感を向上させている。最上級グレードの「G」では、センタークラスターフィニッシャーとエアコンパネルをピアノブラックで仕上げ、上質感を高めたとのこと。

車体色は、「ホワイトパール」と「バーニングレッド」を廃止し、「ブリリアントホワイトパール(3P)」「ラディアントレッド(PM)」「ディープアイリスグレー(PM)」の3色を新たに追加。全7色のバリエーションとした。

新色の「ブリリアントホワイトパール(3P)」と「ラディアントレッド(PM)」

グレード体系では、エントリーグレードの「B」を「S」グレードと統合し、継続される「X」「G」とあわせた3グレード体系に変更。

装備面では、横滑りを軽減する「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」を全車標準装備とするとともに、これまで「X」にはオプション設定となっていた後席ヘッドレスト&リヤセンターアームレスト(カップホルダー2個付)を標準装備に変更。紫外線を99%カットするUVカットグリーンガラスを、これまでのフロントガラスに加え、フロントドアガラスにも採用している。

ラティオの価格は、146万160円~178万9,560円(いずれも税込)。

なお、同社関連会社であるオーテックジャパンは、「ラティオ 助手席回転シート」「ラティオ 運転席マイティグリップ」に、ベース車と同様のエクステリアやインテリアのデザイン一部変更などを実施して、22日に発売している。