日本船舶輸出組合はこのほど、2014年9月の輸出船契約実績を発表した。それによると、一般鋼船の契約実績は12隻、前年同月比62.2%減の45万3,970総トンとなり、3カ月連続で前年を下回った。

2014年度9月輸出船契約実績(出典:日本船舶輸出組合Webサイト)

船種別の内訳を見ると、ばら積船がハンディ型5隻、ハンディマックス型2隻、パナマックス型3隻、ケープサイズ型1隻で、油送船がLPG船1隻。2014年度4~9月分の輸出船受注量は165隻、678万総トンとなっている。

船主系列別契約実績を見た場合、4~9月、トン数ベースでは、邦船係が67.5%、欧米系が11.0%、ギリシャ系が7.4%、香港系が3.0%、その他が11.1%となった。

契約態様については、トン数ベースで円建契約が10.6%、外貨建が89.4%、現金払契約が100%、商社契約が12.7%。4~9月分では、円建契約が9.5%、円・外貨ミックスが4.4%、外貨建が86.1%、現金払契約が100%、商社契約が16.2%となった。

納期別内訳は、2015年度ものが55.5%、2016年度ものが36.8%、2017年度ものが7.7%。4~9月分では、2014年度ものが5.9%、2015年度ものが20.3%、2016年度ものが36.3%、2017年度ものが34.5%、2018年度ものが3.0%となった、

一方、通関実績は31隻、前年同月比14.5%増の130万2,669総トン、4~9月分では、137隻、544万5,390総トンとなった。その結果、2014年度9月末の輸出船手持工事量は、678隻、2,845万6,470総トンとなった。