埼玉銘菓、和洋菓子の製造販売を行うかにやは17日、「かにや所沢けやき台店」のオープンと同時に、新商品「初飛(はつひ)」を発売する。

「アンリ・ファルマン複葉機」の主翼がモチーフの新商品「初飛」を発売

2枚のパイ生地で、ほうじ茶チョコレートをサンド

同社は、埼玉名産狭山茶の産地・狭山で菓子屋を創業、以来60余年、狭山抹茶を生かしたお菓子の商品開発に取り組んでいる。今回、航空発祥の地であり、狭山茶の産地である所沢に出店が決定。新店「所沢けやき台店」の銘菓として「老若男女問わず楽しくおいしく食べられる、狭山茶のお菓子」の開発を目指した。

同商品は、狭山茶の新しい味「狭山ほうじ茶」に着目したチョコレートパイ。2枚のパイ生地で、ほうじ茶チョコレートをサンドした。狭山茶は、「深蒸し茶」と「抹茶」だけというイメージが多いが、実は、ほうじ茶や紅茶も存在している。苦手な人もいる"抹茶のうまみ"が、狭山ほうじ茶チョコレートでは香ばしさが際立つため、チョコレートの香りと甘みで親しみやすいおいしさに変わるという。まだまだ知られていない「狭山ほうじ茶」の、お菓子だからこその味わいが誕生したとのこと。

「初飛」という名は同社創業者が、所沢が航空発祥の地であることから、1911(明治44)年に武蔵野台地から初めて空に舞い上がった「アンリ・ファルマン複葉機」に想いを寄せて考案。初めて飛び立つという菓名に「人生のさまざまな門出を祝す」意味を込めている。2枚のパイ生地は、「アンリ・ファルマン複葉機」の主翼がモチーフ。小麦粉、フレッシュな国産バターを厳選し、楽しい食感と、ほうじ茶チョコレートの味を生かす風味にこだわった焼菓子に仕上げたという。

販売価格(税込)は、1個185円、5個入1,100円、10個入2,200円、6個入3,300円。発売開始日は、10月17日。販売店は、「かにや所沢けやき台店」(埼玉県所沢市けやき台2-29-1)。