日本自動車工業会主催のイベント「東京モーターフェス2014@お台場」が11日、一般公開初日を迎えた。最新モデルなどが展示され、クルマ・バイクのサーカスショー「シルク・ド・モビ スペクタクル」も行われた。

「シルク・ド・モビ スペクタクル」では、「86」「BRZ」「コペン」などによるパフォーマンスが繰り広げられた

東京モーターショーの休催年にあたる今年、クルマ・バイクファンの拡大と東京臨海副都心エリアの活性化、「第44回東京モーターショー2015」へのプレコミュニケーションとの位置づけで、「東京モーターフェス2014」が開催されることに。ゆりかもめ船の科学館駅周辺の青海NO地区・船の科学館駐車場を会場に、「デモコースゾーン」「ワクワクゾーン」「ドキドキゾーン」「ドライブゾーン」が設置された。入場無料ということもあり、初日から多くの来場者でにぎわった。

開会式では、「第44回東京モーターショー2015」の総裁、瑶子女王殿下もご出席された。主催者を代表し、日本自動車工業会会長の池史彦氏が、「私たち自動車メーカーは、より多くの皆様にクルマ・バイクを楽しんでほしいという共通の思いがあります。先進の運転支援技術の体験コーナーや、超小型モビリティ試乗、プロの運転を体験できる同乗試乗など、さまざまな体験型アトラクションを用意しており、このイベントを通じてクルマ・バイクの新たな魅力を発見できると思います」と挨拶。開会宣言および瑶子女王殿下による「スイッチオンセレモニー」も実施された。

開会式には瑶子女王殿下もご出席された

開会式の後、「デモコースゾーン」にて、「シルク・ド・モビ スペクタクル」がスタート。トヨタ「ランドクルーザー」に率いられたスケーターによるパフォーマンスや、ダイハツ新型「コペン」によるエレガントなダンスパフォーマンス、トヨタ「86」・スバル「BRZ」も交じっての迫力のドリフト走行などが展開され、観客を喜ばせていた。シルク・ド・モビのドライバーが運転するクルマに同乗し、ダイナミックな走りを体感できる「シルク・ド・モビ体験」も行われた。

「ワクワクコーナー」「ドキドキコーナー」では、「一押しデザイン展示コーナー」「はたらくクルマ展示コーナー」のほか、「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカーの展示も。日産「スカイライン」、スバル「レヴォーグ」、スズキ「ハスラー」、マツダ「デミオ」など10台が並んだ。この中からイヤーカーとなる1台が選ばれ、イベント最終日(10月13日)に表彰式が行われる予定だ。

会場では他にも、「安全を支援するクルマ体験コーナー」「タフなクルマ体験コーナー」「未来のモビリティ体験コーナー」などが用意され、「ドライブゾーン」では各メーカー話題のクルマに試乗可能となっている。

「東京モーターフェス2014@お台場」の一般公開は13日まで。12・13日ともに開場時間は11~19時とされている。なお、天候などの理由で中止される場合があるとのこと。

「シルク・ド・モビ スペクタクル」

「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」10ベストカー

「東京モーターフェス2014」会場の展示車両など