インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」はこのほど同サイトに掲載されている求人広告から、2014年8月度の製造業の平均賃金をまとめた結果を発表した。

それによると、全国の平均時給は1,084円となり、過去最高を更新した。前年同月比は3.5%増と10カ月連続のプラス、前月比は0.1%増と3カ月連続のプラスだった。

全国平均時給・増減率の推移

同社メディア営業部の大崎部長は「全国平均に比べて平均賃金が低めのエリアでの金額の上昇幅が大きく、全国平均との格差が縮まりつつあると言えます。これは自動車メーカーや自動車関連部品メーカーなどで、各地方工場での求職者募集が本格化していることが要因となっています」と分析している。

エリア別に見ると、北海道・東北が前年同月比5.8%増の982円、九州・沖縄が同6.1%増の1,033円など、全7エリアでプラスとなった。

業種別では、「車・バイク・重機系」が前年同月比1.9%増の1,179円、「半導体・先進技術」が同5.3%増の1,078円、「物流・倉庫」が同10.2%増の1,141円など、全12業種中11業種でプラス。前月比では5業種がプラスとなった。

職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では24職種がプラス、5職種がマイナス、前月比では16職種がプラス、13職種がマイナスとなった。