女性用体操着をテーマに撮影した写真集『さよならブルマ。』(一迅社 1,728円)が、2日に発売された。

写真集『さよならブルマ。』(一迅社 1,728円)

撮影を担当したのは、2007年に"記号的な女子校生"をテーマにした写真でキヤノン写真新世紀・優秀賞を受賞した写真家・青山裕企氏。被写体となる女子校生の顔をはっきりと映さず、スカートからすらりと伸びる足やブラウスの隙間からちらりと見える素肌などにフォーカスし、少年のうしろめたいような感覚を表現した。

これまでの主な写真集として、『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』『絶対領域』『吉高由里子 UWAKI』『ガールズフォトの撮り方』『僕は写真の楽しさを全力で伝えたい!』『<彼女>の撮り方』『パイスラッシュ』など。日本社会における"記号的な存在"をモチーフにしながら、自身の思春期観や父親像を反映した作品を発表している。

今回の『さよならブルマ。』は、"今や見る事ができなくなった懐かしの風景"という視点で撮影。校舎のさまざまな空間を舞台に、ブルマ姿の少女たちを80ページにわたって写している。