「グル名刺」表紙

タナカカツキがアシスタントとして協力した、バッファロー吾郎Aの書籍「グル名刺」が10月22日に発売される。

タイトルになっている「グル名刺」とは“グルメ”と“名刺”をかけあわせた、美味しいお店のショップカードを指すAによる造語。同書ではAによるマンガや「グル名刺」のコレクションなどを通して、59のお店が紹介される。また「ミスター味っ子」の寺沢大介とAによる対談も掲載。価格は1296円だ。

バッファロー吾郎Aコメント

カツキさんから「マンガ描きませんか?」って言われて最初は「えーっ!」って思ったけど、カツキさんいてくれるから、なんとかしてくれるやろうと思って、右も左もわからんまま描かしてもらいました。カツキさんがスーパーアシスタントなので、安心して読んでください。

タナカカツキコメント

プロのマンガ家の絵ってつまらないんですよね。ドキドキしないんです。素人の絵はいいんですね、描けない絵をむりやり描く感じ、たまらないです。ドヘタな絵は、たったワンカットで爆笑させる力があるんですよね。だけど、Aさんの絵は爆笑させるほどヘタではないんです。ご本人も自覚されていたのですが、あるレベルで描ける方なので、いわゆるドヘタな絵の魅力はないんですよ。食材に例えると、生で食べてもおいしい天然物ではなくて、Aさんの絵は、湯に通して、焼いて、蒸して、ようやく独特の旨味が立ち上がってくる絵なんです。これはスーパーアシスタントとして料理のしがいがありました。時間をかけ、コトコト煮込んで、ストーリィーもしっかり入ってくるよい読み味が出たマンガになりました。グルメのマンガですが、マンガのグルメでもあるのです。

「グル名刺」収録内容

●コミック編
「15歳の僕」「有楽町で逢いましょう」
「グル名刺バトラーA」「寺尾さん」
「シルクさん」「Bさんの話」「最終話」
●グル名刺コレクション
●グル名刺ファイル公開
●教えてQ&A先生
●スペシャル対談
「ミスター味っ子」作者・寺沢大介×バッファロー吾郎A