財務省は30日、大阪市北区の造幣局にて、第143次製造貨幣大試験を2014年10月27日に実施すると発表した。

製造貨幣大試験とは、造幣局で製造された貨幣の量目を試験し、通貨に対する信頼を維持するために毎年行われているもの。

今回の対象貨幣は、2014年度中に製造された貨幣および2013年度度中に製造された貨幣のうち、2013年の大試験の対象とならなかった貨幣となる。具体的には、2種類の記念硬貨「地方自治法施行60周年記念(山梨県、鹿児島県、愛媛県、山形県、三重県および香川県)1,000円銀貨幣」、「地方自治法施行60周年記念(岡山県、静岡県、山梨県、鹿児島県、愛媛県、山形県および三重県)500円バイカラー・クラッド貨幣」と、1円~500円までの硬貨6種類の計8種類。

試験対象貨幣の選取基準(出典:財務省Webサイト)

選取基準は、「1,000円記念銀貨幣」が4,000枚またはその端数につき1枚、「500円記念バイカラー・クラッド貨幣」と500円硬貨が4万枚またはその端数につき1枚、10円、50円、100円硬貨が6万枚またはその端数につき1枚、5円硬貨が5万枚またはその端数につき1枚、1円硬貨が40万枚またはその端数につき1枚。なお、大試験実施の14日までに製造された貨幣が対象となるため、総枚数については当日会場にて発表するという。