伝統ある花火競技大会

茨城県土浦市佐野子の桜川畔(学園大橋付近)で、日本三大花火大会ひとつ「第83回土浦全国花火競技大会」が行われる。開催日時は10月4日18時~20時30分頃まで。

全国の花火業者が約60社参加

同大会は、大正14年(1925)から続く伝統ある花火競技大会。神龍寺の24代住職が航空隊殉職者の慰霊とともに、関東大震災後の不況で疲弊した土浦の経済を活性化させるため、私財を投じ霞ヶ浦湖畔で開催したことから始まったという。

当日は全国の花火業者約60社が参加。速射連発の「スターマイン」、発色や煙火の開き方を審査する「10号玉の打ち上げ」、型物や新しい技術を披露する「創造花火」の3部門構成で、それぞれの技を競い合う。

スターマイン優勝者には、経済産業大臣賞、10号優勝者には中小企業庁長官賞、創造花火優勝者は茨城県知事賞を授与。3部門のうち、最も優れた出品者には内閣総理大臣賞が贈られるとのこと。

そのほか、市内の「きらら観」において花火グッズも販売。花火Tシャツ(2,000円)、花火ポロシャツ(2,500円)、花火パーカー(4,500円)、花火手拭い(500円)など同大会ならではの商品が出そろう。なお、会場は一部有料観覧席(桟敷席)となっている。