熱い志と深いビジョンをもって社会を切り開く人たちを追うドキュメンタリー番組『夢の扉+』(TBS系 毎週日曜18:30~)が、今年10月で放送開始10周年を迎え、10月からの1年を"10周年イヤー"として、 特別企画の放送をはじめ、書籍販売やWEB企画などを実施することがこのほど、明らかになった。

ナレーターを務める坂口憲二、中井貴一、向井理(左から)

同番組は、2004年10月に『夢の扉~NEXT DOOR~』としてスタートし、宮沢りえがナレーションを担当。その後、2011年4月から『夢の扉+』としてリニューアルし、現在は、中井貴一、坂口憲二、向井理が週替わりでナレーションを務めている。番組では、世界に誇る日本の知られざるイノベーションを紹介するとともに、それを生み出し、支える人を"主人公"とし、密着取材した内容を放送する。

"10周年イヤー"では、まず、10月5日と10月26日に特別企画を放送する。10月5日の第1弾では、普段はナレーターを務める中井、坂口、向井の3人が結集し、トークを交えて展開。「"ニッポンの夢"リニアモーターカーが走り出す!」をテーマに、2027年開業予定の"世界で最も速い鉄道"の開発の最前線に立ってきた"ミスター・リニア"こと、JR東海リニア開発本部長の白國紀行氏を独占取材する。初公開情報として、JAXAの宇宙工学の技術を使ってリニアが成り立っていることなどが明らかになる。

10月26日の第2弾では、「夢の続き(仮)」と題して、番組で紹介した主人公のその後の様子を放送。ここでも3人のナレーターが集結し、主人公たちの魅力を振り返る。この「夢の続き」企画は、その後も第2弾、第3弾を予定している。

10月5日の特別企画放送第1弾は"ミスター・リニア"こと白國紀行氏に密着

また、番組で紹介してきた主人公たちの中で、似た分野で活動している人たちを結び、問題の解決や改善の糸口を探るコラボ企画も実施。はじめはWEB上で主人公たちが議論する様子を公開し、何か成就することになった場合は、番組での放送も検討する。そして、来年2月(予定)には、主人公たちが残してきた、勇気を与える言葉をまとめた格言集を発売。そのほか、10周年に先立ち、昨年10月より行ってきた企業懇親会・シンポジウムも引き続き行っていく。

ナレーターの3人も、10周年イヤーに向け気合十分で、中井は「夢の扉とは、まだ出発点のこと。この番組が長く続くことにより、夢の実現までご紹介できるよう、皆で努力していきたい」とコメント。坂口は「番組が15年、20年と続くように頑張っていきたい」、向井は「10年はひとつの通過点です。これからも夢を実現するためにまい進している方々を紹介していければ幸いです」と、3人とも番組が長く続くことを願っている。

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