お金のプラットフォームを提供するマネーフォワードはこのほど、11月22日の「いい夫婦の日」を前に、既婚男女3,078名を対象に「夫婦のお金」に関するアンケート調査を実施した。調査期間は8月28日~9月2日。

世帯平均貯金額は1,124万円

「平均貯金額」

各家庭の貯金額について調査した結果、子供がいない家庭で平均1,063万円、子供がいる家庭では平均1,143万円と、全体の平均は1,124万円となった。

「年代別貯金額」

また、子供がいる家庭といない家庭とを年代別に比較してみたところ、どの世代も子供がいない家庭の方が高く、平均貯金額が最も低いのは「子供がいる20代前半の家庭(46万円)」で、対して最も高かったのは「子供がいない60歳以上の家庭(2,129万円)」だった。子供の有無に関わらず、年代が上がるにつれて貯金額も増加傾向にあることが明らかとなった。

夫婦の家計は「別々で管理する」のが主流

「夫婦の家計管理について」

続いて、「夫婦の家計管理はどうしていますか?」と尋ねたところ、「別々の口座で管理している(43.0%)」がトップだった。「共働きも多い昨今、別々で管理する夫婦が主流になりつつある」と同社。以下多い順に「共通の口座で管理(21.0%)」「2人のお金を複数口座に分けて管理(19.0%)」「どちらか一方の口座で管理し、必要分だけおこづかいとして引き出す(11.0%)」「特に決めてない(6.0%)」となった。

「結婚後、お金の使い方が変わった人」は58.0%

「結婚後のお金の使い方に関する変化」

次に、「結婚してから、自分やパートナーのお金の使い方は変わりましたか?」と質問した結果、およそ6割の人が「変わった(58.0%)」と回答。具体的にどのように変わったのか尋ねたところ、男女ともに「自分が節約するようになった(男性60.0%、女性53.0%)」が断トツの1位となった。

男女別の特徴として、男性は「資産運用に興味を持つようになった」という項目で女性を上回り、一方女性は、「老後の資金を意識するようになった」「子育て資金を貯めるようになった」「家や車の購入のためにお金を使うようになった」という項目で男性を上回り、女性の方が将来設計や生活のためのお金を意識していることが伺える結果となった。

また、おこづかいに関する質問では、およそ3組に1組以上の夫婦がおこづかい制度を設けており、1カ月あたりのおこづかい平均額は3万4,430円とのこと。「頑張って切り詰めている」「ランチ代で節約」「飲み会に行かないようにしている」など、おこづかいに関して節約を意識した回答が目立った。