東京都江戸東京博物館は10月7日~11月30日、企画展「モダン都市 銀座の記憶―写真家・師岡宏次の写した50年―」を開催する。

「パノラマ 三越から新橋方面」1945年(昭和20)

銀座の歩んできた歴史を、写真家・師岡宏次の作品でたどる

同展は、師岡宏次(1914-1991)の生誕100年を記念し、開催となる展覧会。

流行の発信地として、そして東京を代表する繁華街として、明治時代より現代に至るまで話題と注目を集める街、銀座。師岡氏は、そんな銀座の人々や風景を、1930年(昭和5年)から50年余りにわたり追い続けた。同展では、時代が移り変わる中でさまざまな表情を見せてきた銀座の姿を、同氏の写真とともに振り返る。

「散歩」1935年(昭和10)

「柳と時計塔」1935年(昭和10)

会場では、師岡氏の銀座に関する作品の集大成となる「銀座五十年」シリーズを一挙展示。銀座の歩んできた歴史と、そこに集まった人々の姿を観覧できる。また、百貨店やカフェー、闊歩するモボ・モガなど、銀座を彩った「モダン」についても、当時の資料から振り返る。

森永キャンデーストアー銀座売店 模型 前川國男/建築設計 松隈洋研究室・西小路航平/模型制作

開催日時は、10月7日~11月30日 9時30分~17時30分(土曜日は19時30分まで)。入館は閉館の30分前まで。休館日は月曜日。ただし、10月13日、11月3日・24日は開館、翌日休館。会場は、東京都江戸東京博物館 5階常設展示室内 第2企画展示室(東京都墨田区横網1-4-1)。

観覧料(税込)は、一般600円、大学・専門学校生480円、中学生(都外)・高校生・65歳以上300円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童は無料。