木村拓哉が主演を務めたフジテレビ系ドラマ『HERO』の最終回(21:00~22:24)が22日に放送され、視聴率22.9%を記録したことが24日、明らかになった。

最終回で瞬間最高視聴率25.3%を記録したドラマ『HERO』

全11回の平均視聴率21.3%は、2014年ゴールデン、プライムタイムに放送されている全レギュラー番組の中でトップの記録。瞬間最高視聴率25.3%は22時7分頃のクライマックスシーンで、南雲被告の公判において久利生が真実と正義を求める発言を受け止めた後、証人の国分(井上順)が15年前の真実について告白を終え、久利生が「検察からは以上です」と発言を締めくくる場面だった。

2001年以来13年ぶりに復活した同作は、東京地検城西支部を舞台に、木村扮する検事・久利生公平とそこに所属するメンバーの群像劇を描いたシリーズ。故・児玉清さんが演じていた鍋島利光の後任として牛丸豊(角野卓造)が次席検事に昇格し、13年前と変わらず事務官を務める末次(小日向文世)と遠藤(八嶋智人)、警備から事務官に昇格した井戸(正名僕蔵)のほか、北川景子、杉本哲太、濱田岳、吉田羊、松重豊らが新キャストに加わった。

2014年7月14日の初回放送は、視聴率26.5%、瞬間最高視聴率28.6%。その後も、20%前後を推移し、全10回平均で21%を記録していた。有終の美を飾ったことを受け、プロデューサーの渡辺恒也氏は「13年ぶりの連ドラにも関わらず、シリーズを通してこれほど多くの方に支持していただけて、スタッフ・キャスト一同、本当に励みになりました。『HERO』は検察という現場で働く人たちの物語でしたが、このドラマを通じてそれぞれの仕事や日々の生活の中で、前向きでいることの力強さを感じてもらえていればうれしいです。最後まで応援してくださってありがとうございました!」と喜びのコメントを寄せている。