NHKのスペシャルドラマ『妻たちの新幹線』の完成披露会見が19日、東京・渋谷区のNHK放送センターで行われ、キャストの中村雅俊、南果歩、溝端淳平が出席した。

NHKのスペシャルドラマ『妻たちの新幹線』の完成披露会見に出席した南果歩、中村雅俊、溝端淳平(左から)

NHK名古屋放送局がテレビ放送60年を記念して制作した本作は、東海道新幹線の開発に関わった鉄道マンの奮闘を描いた再現ドラマ。戦後の高度経済成長期、亡き父の悲願でもあった新幹線開発計画に携わる国鉄技師長の島秀雄(中村)は、妻の豊子(南)や国鉄社員で開発チームに加わった息子の隆(溝端)とともに、新幹線の完成を目指す――というストーリーで、ドラマは10月13日19時30分から全国放送する。

実在の人物を演じるにあたり、主演の中村は「非常にプレッシャーだった」と心境を吐露しつつ、「自分なりに努力して演じた。実際の島さんと近い人物像になったと思う」と胸を張って自負。一方、夫を明るく支える妻の豊子を演じた南も、「仕事仲間や家族と良い関係を作るためのヒントが詰まってる。自分も出演しているけど本当に良いドラマなので、老若男女すべての方に楽しんでほしい」と笑顔でアピールし、新幹線に対する鉄道マンたちの情熱を知り、「モノには人の魂や精神が宿ってると感じた。モノの見方が変わりました」と自身の変化を明かした。

また、「0系が出てきた時に『保存してたんだ~』と思ってたら、スタッフさんが作ったと聞いて。本当にすごくて感動しました」と当時の様子を再現した美術スタッフに感嘆していた溝端は、「未来のために何かを作ろうとしている人は、今の時代にどれだけいるのか。このドラマを観た後は、普通に新幹線に乗れないと思う。当たり前のように乗っているけど感謝しなきゃ」としみじみ。20歳を過ぎるまで新幹線に乗ったことがなかったという中村も、「知識も増えて、妙に詳しくなった。すごく身近に感じるようになって、新幹線に乗った時は『俺が作った!』という実感がありました」とすっかり新幹線に魅了された様子だった。