近畿日本鉄道は11月1・2日、五位堂検修車庫(奈良県香芝市)と高安車庫(大阪府八尾市)を一般開放する「きんてつ鉄道まつり2014」を開催する。

五位堂検修車庫での車両撮影会イメージ

高安車庫での洗車体験イメージ

五位堂検修車庫では、人気の駅名ビンゴ大会を両日とも3回(各300名)実施するほか、床下ピット探検、近鉄電車第1号車の車内展示(各日200名)、車両機器展示・実演、40トンクレーン実演、鉄道車両部品の販売(事前申込制)などを実施。高安車庫では、トラバーサー実演や洗車体験(事前申込制)をはじめ、線路点検など線路の保守に関する仕事を体験するイベントを行う。その他、「あおぞら」復刻塗装車両展示、アーバンライナー運転台見学なども予定されている。

今回は初の試みとして、参加者自らが物語の主人公となり、数々の謎を解明していくリアル謎解きゲーム「幻特急の秘密の切符」を実施。五位堂検修車庫と高安車庫の両会場にまたがって謎解きを楽しむ参加型イベントで、事前に近鉄各駅営業所にて参加券(500円)を販売する。参加人数は各日1,000名、標準所要時間は約3時間とのこと。

これに合わせて、両会場のアクセス向上を図るため、各日とも大阪上本町駅8時41分発の五位堂行臨時急行を、奈良線開業100周年を記念したデボ1形塗装色車両(ヒストリートレイン)にて運行。また、高安車庫の最寄駅である高安駅に急行を臨時停車させるとともに、五位堂検修車庫最寄りの五位堂駅と高安駅を専用列車で移動する「楽号乗車体験ツアー」を実施する。

「楽」による専用列車は両日とも1日4往復。座席は片道ずつの販売で、一部の当日発売分を除き、10月4日からツアーとして発売する。旅行代金(片道運賃、イベント代などを含む)は600円(大人・子供共通)。