ドイツのポルシェAGは、同社のLMP1チームがWEC(ワールド・エンデュランス・チャンピオンシップ)の夏季休暇中に、3度目にして最後となる「919 ハイブリッド」のテストを、「マニクール サーキット」(フランス)で実施した。

「マニクール サーキット」で行われた夏季テスト

ハイブリッドテクロノジーを搭載したル・マン プロトタイプである「919 ハイブリッド」のテストは、かつてF1が開催されていたマニクールで約2日半にわたり行われた。ポルシェLMP1チームのドライバーやポルシェのGTワークスチームのドライバーがトータルで1,903kmを走行。無事にテストを完了した。

LMP1チーム監督のアンドレア・ザイドル氏は、「我々はレースにおけるパフォーマンスの向上にフォーカスしていました。高気温が予想される次戦のテキサスに向けてマシンのセットアップ、より固いミシュランタイヤの評価なども行いました。我々はル・マン以降、ほぼすべての点で進歩し、WECのシーズン後半戦に向けての準備は整いました」と今回のテストを総括している。

WECの後半戦はテキサス州オースティンで9月20日にスタートし、翌第5戦は富士スピードウェイで、「6 Hours of Fuji」として行われる(予選10月11日、決勝10月12日)。以降、上海(11月2日)、バーレーン(11月15日)、サンパウロ(11月30日)でのレースが開催される予定となっている。