『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』から10年後の世界を舞台とする『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(9月19日公開)の公開を前に、前作から本作の空白の10年間を描いた前日譚小説『猿の惑星 ファイヤーストーム』(角川書店刊)が8月23日に発売され、話題を呼んでいる。

『猿の惑星:新世紀』ポスター(左)と「猿の惑星 ファイヤーストーム」ビジュアル(右)

小説は、数百頭もの猿が警察の封鎖を突破し、森に逃げ込んだ米サンフランシスコでの"モンキーゲート事件"直後から始まる。シーザー率いる猿たちは自由を手に入れたのもつかの間、絶滅の危機にひんする人類の猛攻撃を受けて疲弊していく。猿と人類、そして地球の運命は果たして。

また、映画では語られないシーザーのもう一つのストーリーも描かれ、シーザーの感情とキャラクター像が浮き彫りになり、映画とつながる要素も盛り込まれた内容に。ネット上では「面白過ぎて一気に読破した!」「これで新世紀の準備は完璧!」「新作が楽しみで、待ちきれない!」など、小説を読んだファンから続々とコメントが寄せられている。

なお、新作『猿の惑星:新世紀(ライジング)』では、さらに進化を遂げた猿たちと、絶滅の危機にひんした人間たちが、数年ぶりに遭遇し、一触即発の事態が勃発。シーザーと人間の代表・マルコムは、"共存"と"対立"のはざまで重大な決断を迫られる。興奮と感動のストーリーに加え、史上初の屋外3Dモーション・キャプチャーによる視覚効果で、リアリティと進化した映像を実現した。

マット・リーヴス監督は「観客には、猿の世界にいるような非日常的な感覚に浸ってもらいたい。そうすれば、キャラクターたちの身の上に起きることに不思議と共感できると思う。猿たちの窮状に同情し、彼らと興奮を分かち合う。そして、彼らに囲まれていることの恐怖も感じるだろう」と日本のファンに呼びかけ、「感動的でスリルに満ちた、最高の興奮を味わってもらえると思う」と自信を見せている。

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