映画『ルパン三世』の大ヒット舞台あいさつが9日、東京・六本木のTOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、主演の小栗旬、黒木メイサが出席した。

映画『ルパン三世』の大ヒット舞台あいさつに登場した黒木メイサ(左)と小栗旬

8月30日の公開初日から10日間で観客動員89万人、興業収入11億円を突破するなど、大ヒットを記録している本作。日本以外でも世界23カ国での海外上映も決定するなど、国内外で大きな話題を集めている。この日行われた大ヒット御礼舞台あいさつには、ルパン三世を演じた小栗旬と峰不二子を演じた黒木メイサが登場。意外にも2人だけのイベントは初めてで、小栗が「もっと一緒に宣伝する期間があるのかな~と思いましたが、意外となくて過ぎて行きましたね」と語り、黒木も「いつもはルパン一味がいる中での舞台あいさつでしたが、今日は2人だけでちょっと寂しい感じもします」としながらも、「数字を聞いてうれしいですね。お子様と一緒に見られている方や外国人の方もいてすごくうれしいです」と大ヒットに笑顔を見せた。

さらに主演の小栗は「僕らはやっぱりこれはプロローグだと思っています。もっと皆さんが見たいルパンの世界観をお見せしたいので、2作目も作りたいと思っています」と次回作に意欲を示した。

大ヒット舞台あいさつが行われたこの日は、惜しくも優勝を逃したものの日本を沸かせた錦織圭が全米オープンテニスの決勝戦を戦った日。錦織の活躍に小栗が「本当にすごいことだと思います。優勝は逃してしまいましたが、日本人で4大大会を準優勝するのはとてつもなくすごいこと。彼の活躍で国全体がすごく盛り上がり、改めてスポーツには力があると思いましたね」と絶賛。黒木も「24歳ですって! 若くないですか? 本当に素晴らしいし試合後のインタビューで英語を話していて、頼もしいというかこれからも頑張っていただいて応援したいと思います」と賛辞を惜しまなかった。

1967年に漫画家のモンキー・パンチが世に送り出して以来、40年以上も愛され続けている国民的アニメ『ルパン三世』を映画化した本作。大泥棒のルパン三世(小栗)が、世界で最も美しいジュエリーとされる"クリムゾン・ハート"を奪還するため、次元大介(玉山鉄二)、石川五ェ門(綾野剛)、峰不二子(黒木)と共に難攻不落の要塞型セキュリティシステム"方舟"に挑む。