俳優の唐沢寿明が、3日に放送されたフジテレビ系のバラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)に出演し、視聴率の捉え方や出演ドラマの裏側などを語った。

視聴率の捉え方を語った唐沢寿明

芸能生活34年となる唐沢寿明は、俳優として大切なことは「あきらめないこと」だとコメント。「『(視聴率)40%くらいのドラマに出るか、社会現象になるようなドラマに出たい』と思ってもまず無理。いろんなものがあわさってそうなるわけだから偶然みたいなもの。9割以上は失敗しているということになる」と言い、「それに耐えられるだけの精神力がないと無理」と語った。

そして、現代ドラマの視聴率に対する俳優のあり方を熱弁。「視聴率が1ケタと悪口を言われても、もっと大事な、役をやりきるっていう使命がある」と語り、「それでも見ているお客さんがいるわけだから。お客さんのことを考えないとダメ。自分がどうこうというのは二の次」と考えを述べた。

また、唐沢が苦手なものについてトークを繰り広げる中で、主演を務めた大ヒットドラマ『白い巨塔』も苦手だったと告白。当時、撮影の際に本物の外科医がついていて、手術のシーンで何度も手袋のはめかたを注意されて苦労したという。「『僕らはこんなに汚くしない』と何度も言われ、最後には、人相が変わって吹き替えでもできるんじゃないかって顔してた」と振り返った。

続けて、山口達也が「逆に、はまったっていう役あります?」と質問。唐沢が「意外と自分とは違う役をやらされるんだよね。社長とか御曹司とか、嫌みのあるような役をやらせるんだよね。こんなにいい人なのに」と答えると、一瞬の沈黙、そして笑いが起こり、「だれも乗っからない(笑)」と国分太一がツッコんだ。