インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」は2日、同サイトに掲載されている求人広告から、2014年7月度の製造業の平均賃金をまとめた結果を発表した。

それによると、全国の平均時給は1,083円で、過去最高を更新した。前年同月比は3.8%増と9カ月連続のプラス、前月比は0.8増と2カ月連続のプラスだった。

全国平均時給・増減率の推移

同社メディア営業部の大崎部長は「業種別では、『車・バイク・重機系』の求人意欲は高止まりしており、4カ月連続で時給が上昇しています。特にトラック関連の求人が堅調で、景気回復に伴う物流需要の拡大が追い風となり、トラックの国内販売が好調に推移した事が要因となっています」と話している。

エリア別に見ると、北海道・東北は前年同月比7.0%増の986円、関東は同1.4%増の1,106円、九州・沖縄は同7.4%増の1,027円など、全7エリアでプラス。前月比も全7エリアでプラスとなった。

業種別では、「物流・倉庫」が前年同月比9.4%増の1,136円と、過去2年間で最高額を更新。このほか、「車・バイク・重機系」が同0.5%増の1,168円、「半導体・先端技術」が同4.0%増の1,081円など、全12業種でプラス。前月比では9業種がプラスとなった。

職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では26職種がプラス、3職種がマイナス、前月比では19職種がプラス、10職種がマイナスとなった。