東京メトロはこのほど、首都直下地震などの災害に備え、車両基地4カ所に計10台の緊急用自動二輪車(オートバイ)を配備したと発表した。

東京メトロが車両基地に配備した緊急用オートバイ

導入したのは、ヤマハのオフロードバイク「SEROW(セロー)250」(250cc)。2012年12月に本社に配備した4台と同一仕様で、転倒時に運転者を守る各種装備や機動力を高めるナビゲーションシステムを全車に搭載している。

これまでも本社社員が緊急用オートバイを使って災害時に機動的に情報収集する体制を整えてきたが、各車両基地へも配備することで、情報収集時間の短縮や情報収集エリアの拡大、情報収集量の増加などの効果が見込まれるという。各車両基地への配備台数は、中野車両基地(東京都中野区)3台、深川車両基地(東京都江東区)2台、綾瀬車両基地(東京都足立区)3台、鷺沼車両基地(神奈川県川崎市)2台。