サッカー解説者の宮澤ミシェル、奥寺康彦、スポーツライターの西部謙司が23日、都内で行われたWOWOWの『リーガ・エスパニョーラ開幕記念「WOWOW解説者たちのトークショー」』に出席した。

左から柄沢晃弘アナウンサー、宮澤ミシェル、奥寺康彦、西部謙司

開幕を迎えたスペインサッカーのリーガ・エスパニョーラ。毎節最大5試合を放送するWOWOWは、この日サッカー解説者の宮澤ミシェル、奥寺康彦、スポーツライターの西部謙司を迎え、視聴者向けのトークショーを行った。

まずは昨季7シーズン振りに無冠となったバルセロナの話題となり、奥寺は「(新監督に就任したルイス・エンリケに)すごく期待しています。選手もいい補強ができましたしね。大事なことはネイマールがどれだけ活躍できるか。昨シーズン物足りなかったネイマールが良い形でできたら面白いですよね。攻撃的な早い攻めを見せて欲しいです」と攻撃のキーポイントをネイマールに指名し、宮澤は「(前監督の)マルティーノが静かでしたから、今度のエンリケは現役時代の熱さがあるし違う雰囲気になると思います」と新監督のルイス・エンリケ監督に期待感をにじませて優勝候補に上げた。

そのバルセロナと"クラシコ"と呼ばれる伝統の一戦を繰り広げるレアル・マドリード。ブラジルW杯で得点王となったコロンビアのハメス・ロドリゲスを獲得したが、宮澤は「日本代表が痛い目に遭わされて許せないと思いましたが、実績を見るとすごい。安定した力を出すでしょうね。それにディ・マリアが気になります」と話し、奥寺は「クロースは本当に良い選手!チームのバランサーじゃないけど、守備も攻撃も良いですし、攻守のバランスがあった選手ですよ」と絶賛し、優勝候補筆頭に上げていた。

今季のリーガ・エスパニョーラは、日本のハーフナー・マイクが42年ぶりに1部昇格したコルドバに加入。奥寺氏は「彼は高さもある。これから厳しい戦いになってくるから、ゴール前のボールの扱いやポストプレーを高めていけば、それなりに得点出来ると思いますよ」と予想。また、リーガ・エスパニョーラで通用しそうな日本人選手を「香川真司がリーガでプレーしたら面白い」(宮澤)、「リーグとしてずっと戦っていくのは難しいリーグ」(奥寺氏)、「柴崎岳に川又堅碁の2人」(西部)と挙げていた。