東芝ライフスタイルは21日、スマートロボットクリーナー「TORNEO ROBO(トルネオロボ) VC-RCX1」を発表した。充電とゴミの吸引を行う「ダストステーション」を採用した。発売は9月10日。推定市場価格は税別120,000円前後だ。

TORNEO ROBO VC-RCX1

VC-RCX1は、充電台に吸引機構を備えた「ダストステーション」を採用したロボットクリーナー。ロボットが戻ってくると、ダストステーションが自動でロボットのダストボックスからゴミを吸い上げる。ユーザーは掃除の度にロボットのダストボックスを手入れする必要がなく、ダストステーションのゴミを月に1度捨てればよい(同社試験基準、1日にゴミ1g)。また、毎回掃除をする際にはロボットのダストボックスが空になっているので吸引力を持続しやすい。

ダストステーションのダストボックスは月に1度の手入れが目安

「高精度赤外線センサー」と「超音波センサー」で障害物や壁、隅の位置を検知し、70以上の行動パターンから選択して掃除を行う「Smart Brain(スマートブレイン)」システムを採用しており、ゴミの取り残しを少なくする。

掃除しにくい壁際や隅のゴミを取り除くために、可動集じんシステム「3D DRIVE」を採用した。従来より24mm長くなった「サイドアームブラシ」は、障害物に当たると適切な長さになるよう引っ込む設計だ。さらに、ゴミがたまりやすい部屋の隅では約3秒間停止して念入りに掃除する。底面の回転ブラシは床に合わせて上下に動くので床のゴミを集じんしやすい。

本体裏面

ロボット本体の側面にカメラを内蔵し、通信機能を備えている。外出先からでもスマートフォンなどから部屋の様子を確認できる。ロボットが撮影した写真は同社のクラウドサービス「フェミニティ倶楽部」(入会有料)経由で確認可能だ。なお、サービスの利用には別売のアクセサリ「東芝ホームゲートウェイ」を必要とする。

ロボットのサイズはW350×D350×H87mm、重量は3.4kg、ダスト容量は0.2L。ダストステーションのサイズはW318×D278×H170mm。約5時間でフル充電され、フル充電の状態から連続で約70分の掃除が可能だ。リモコンとお手入れブラシ、写真を撮る場所を指示するためのフォトポインター×1個が付属する。

また、東芝ライフスタイルは「TORNEO ROBO」シリーズの「VC-RVD1」と「VC-RV1」も同時に発表した。VC-RVD1はSmart Brainや3D DRIVE、ダストステーション、VC-RV1はSmart Brainや3D DRIVEの機能に絞ったモデルとなっている。VC-RVD1の発売はカラーによって異なり、グランレッドが9月10日、メタリックグレイが10月、グランホワイトが11月。VC-RV1の発売は9月10日。推定市場価格はVC-RVD1が税別90,000円前後、VC-RV1が税別75,000円前後だ。

VC-RVD1(グランレッド)

VC-RVD1(メタリックグレイ)

VC-RVD1(グランホワイト)

VC-RV1