トヨタ自動車はこのほど、安倍首相が7月18日に福岡県の北九州水素ステーションを視察に訪れた際に、トヨタの燃料電池自動車「FCV」に試乗したと発表した。

「FCV」の前に立つ、安倍首相と同社内山田会長

FCVは、2014年度内に700万円程度での販売が発表されている、水素を燃料とするセダンタイプの燃料電池自動車。約700kmの航続距離を確保するとともに、燃料の補給(水素の満充填)に要する時間は、ガソリンエンジン車と同レベルの3分程度となっている。当面は、水素ステーションの整備が予定されている地域(埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県 / 山梨県 / 愛知県 / 大阪府 / 兵庫県 / 山口県 / 福岡県)およびその周辺地域で販売する見込み。

安倍首相が視察に訪れたのは、水素ステーション整備予定地域の1つである福岡県北九州の水素ステーションで、試乗後に「とても未来的。静かで加速も良かった。政府としても、水素インフラの普及に貢献していきたい」とコメントしたとのこと。