チャイエックス・ジャパンは30日、山和証券とアーク証券が、インタートレード社が提供するトレーディングシステムを利用して、チャイエックス・ジャパンPTS市場に新規参入したことを発表した。2社の参加により、チャイエックス・ジャパンPTS市場参加証券会社数は23社となった。

チャイエックス・ジャパン代表取締役社長の永堀氏は「山和証券、アーク証券の両社が、当社プラットフォームにご参加頂けたことは非常に嬉しい。当社のミッションは投資家の方々に対して、利便性の向上や取引価格の改善機会の提供にあると考えている。今後もより多くの市場参加者に対して、機会損失や執行コストの低減ニーズに積極的に応えて行きたい」とコメントしている。

山和証券株式会社ディーリング部長の工藤氏は「当社はチャイエックスを利用し、取引価格や執行コストを改善させることで、より高い運用パフォーマンスの実現を目指して行きたい。また、チャイエックス・ジャパンPTS市場に流動性を積極的に提供し、代替市場の発展に貢献していきたい」と言及した。

インタートレード取締役金融ソリューション事業本部長の宮川氏は「当社は、より効率的かつ先鋭的な株式取引の総合的ソリューションを提供し続けてきた。執行コストの削減や取引価格の改善を提供できるという意味で、チャイエックスPTS市場への接続は重要な機能となる。当サービスをより多くの利用者に展開していきたい」とコメントした。

チャイエックス・ジャパンは、先進的な注文形態およびリスクマネジメントツールやコロケーションなどのサービス提供を低レイテンシーにて行うことで、より効率的な執行市場の形成を目指している。チャイエックス・ジャパンは新たな取引参加者を呼び込むことで、日本市場全体の流動性向上および取引コストの低減、そして投資パフォーマンス向上の実現に努めている。

チャイエックス・グローバルは大手金融機関のコンソーシアムを株主としており、チャイエックス・オーストラリア、チャイエックス・カナダ、チャイエックス・ジャパンを運営している。また、チャイエックス・グローバルはグループのテクノロジー・サービス部門であるチャイテックを運営している。