富士急行が運営する「フジヤマNAVI」はこのほど、富士山の山梨県側5合目にある施設「富士急雲上閣」にて456人を対象に実施した「富士登山の直前と直後の意識比較調査」の結果を明らかにした。調査期間は7月11日~13日。

(登山前)富士山の頂上まで登りきる予定ですか? (登山後)実際に頂上まで登りきることができましたか?

まず、これから登山に向かう264人に、富士山の頂上まで登りきる予定か聞いたところ、98.5%方が「はい」と回答した。「はい」と答えた人に、登山後、実際に頂上まで登り切ることができたかどうか尋ねると、登りきれた人は87.0%となり、10人に1人が断念してしまう結果となった。

次に、登山直後の人192人に「富士登山に対する意向」を聞いてみたところ、「絶対にまた登りたい」が26.6%、「また登りたい」が54.7%となり、合わせて81.3%が再び富士登山することへ意欲を示した。

登山後の、富士登山に対する意向

登山前に得られることと期待することについて尋ねたところ、「達成感」(82.2%)が最も多く、次いで「自然のパワー」(55.3%)、「忍耐力」(27.7%)が続いた。

「富士山に登って驚いたことや感動したこと」を自由回答で尋ねると、「雲海の素晴らしさ」(6.3%)、「自然の素晴らしさ」(5.7%)、「ご来光の素晴らしさ」(5.2%)、「景色の素晴らしさ」(5.2%)が上位となったほか、「自分がまだ登山できると自信を持てた」(1.6%)、「大きな達成感を得たこと」(1.6%)など、富士登山に挑戦できたという精神面の回答も見られた。