ソニーは7月29日、1.0型のイメージセンサーを搭載し、XAVC記録に対応した、XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-X70」を発表した。XDCAMシリーズにおける最小・最軽量機となる。発売は9月19日で、希望小売価格は税別280,000円。

PXW-X70

PXW-X70が搭載する1.0型CMOSイメージセンサー「Exmor R」は、裏面照射型で総画素数約2000万画素、有効画素約1,420万画素(16:9)というもの。高感度撮影に長けており、低照度な撮影環境でも低ノイズかつ高画質な撮影を可能とする。また、ファームウェアアップデートにより将来的に4K映像の撮影・記録にも対応する(有償、2015年上期予定)。

レンズには広角29.0mm、光学12倍ズームの「ZEISS バリオ・ゾナーT*」を採用。全画素超解像ズーム機能で24倍、デジタルエクステンダーズームで最大48倍までの望遠撮影を行える。撮影フォーマットは、XAVC Long GOP 422(10bit)から、AVCHD、DVまで幅広くサポートする。

本体のサイズは片手に収まるW130.3×D287×H180.9mm、重量は約1.4kgで(いずれもバッテリーなど含む)、XDCAMシリーズにおいて、最小・最軽量を実現。ワイヤレス通信機能として、Wi-FiとNFCを搭載しており、アプリ「Content Browser Mobile」を通じて、スマートフォンやタブレットからリモート操作を行える。

ビューファインダーは約144万画素の0.39型有機EL、モニターは約156万画素の3.5型液晶を搭載。HDMI端子のほか、3D-SDIやXLRオーディオ端子といった業務用インタフェースも備えている。