三菱UFJニコスはこのたび、ヒルトン名古屋に、訪日外国人対象の外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」導入を決め、16日にその取扱いを開始した。

「ヒルトン名古屋」は、1989年3月に外資系ホテルとして初めて名古屋市内に進出。名古屋駅と市の中心の栄を結ぶ広小路伏見に開業。名古屋駅から車で5分という好立地と、世界有数の高級ホテルブランド「ヒルトン」の洗練されたサービスにより、ショッピングや観光、ビジネスに最適なホテルとして、国内外の多くの顧客から支持を得ているという。同社はこのたび、著しく増加している外国人顧客の一層の利便性向上を目的に、宿泊料金の支払いに「DCC決済サービス」導入を決めた。

「DCC決済サービス」は、日本国内において海外発行カード(VisaとMasterCard)による自国通貨(米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロなど10通貨)建てでの決済を可能とする仕組みであり、同社は同サービスで豊富な経験を有するFEXCO Merchant Services社と組み、昨年10月1日から提供を開始している。

具体的に同サービスは、同社運用のクラウド型マルチ決済システム「J‐Mups(ジェイマップス)」導入加盟店で利用可能。これにより、訪日外国人は、従来の円建て決済に加え、自国通貨建ての決済が選択可能となり、為替変動の心配なく、利用時点の為替レートで支払金額を確定できるようになるという。

同社は今後も、訪日外国人向け決済サービスの環境整備に注力していくとしている。

サービス概要

  • 対象取引:海外発行のVisa、MasterCardカード会員によるカード決済

  • 対応通貨:10通貨(米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロ、香港ドル、シンガポールドル、英ポンド、タイバーツ、カナダドル)