明治安田生活福祉研究所は7月10日、「結婚」をテーマとする調査結果を発表した。調査は2014年3月21日~24日、全国の20歳~49歳の男女3,616人を対象にWEBアンケートで実施された。

恋人がいる20代……男性22.1%、女性41.9%

「交際相手がいる割合(20~40代の未婚者)」

未婚男女に「現在の交際相手の有無」について聞いたところ、恋人がいる20代男性は5人に1人(22.1%)。20代女性も5人に2人(41.9%)と少数派だが、男性に比べれば2倍近い割合で、これは30代でも同様だった。

また、30 代、40 代と年齢が上がるにつれ、男女ともに恋人のいる割合が低下。同調査では、「30・40代で恋人がいない男女が7~9割という状況は注目されます。婚活などの中心世代である『アラサー』『アラフォー』世代の恋愛事情はなかなか厳しいようです」としている。

交際経験は男性より女性のほうが多い

「異性との交際経験(20~40代の未婚者)」

未婚男性で、20代の40.7%、30代の33.5%、40代の24.0%が女性との交際経験がないことがわかった。

一方、女性の場合、交際未経験者は、20代で23.3%、30代で15.8%、40代で13.5%と男性の約半数にとどまる。交際した人数も相対的に女性のほうが多めで、「3人以上」と回答した割合は、30代の男性が35.8%に対し、30代女性は57.5%だった。

男性の交際経験が少ないのはなぜ?

30代の未婚の男女に、「恋愛に関しては積極的に行動するほうだ」「異性との出会いの場に積極的に足を向けているほうだ」「社交的なタイプだと思う」と答えたのは、いずれも女性より男性が低く、「異性と話をするのが苦手」は女性より男性が高かった。この結果から同調査では「恋愛に慎重・消極的な男性が多いことがうかがわれます」と分析している。