6月27日公開の映画『渇き。』の女子校生限定試写会が24日、都内で行われ、小松菜奈、デヴィ夫人が出席した。

映画『渇き。』の女子校生限定試写会に出席した小松菜奈

中島哲也監督の最新作となる同映画は、深町秋生のデビュー作となる小説『果てしなき渇き』の実写化作品。主人公の藤島には役所広司が扮し、破格のテンションで狂気を宿して暴走するダメ父親を熱演している。また、失踪する藤島の娘・加奈子役に小松菜奈が抜てきされ、フレッシュな透明感と妖しさのある少女を演じている。ほか、妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀らが出演。

この日は女子高生限定の試写会が行われた後、女子高生たちと芸能界の御意見番であるデヴィ夫人がトーク。まず本作の感想を求められたデヴィ夫人は「映画は全くチンプンカンプン。この映画の目的とか、何を訴えようとしているのか全く分からなかったわ」と毒舌で評価しつつ、「役所広司さんをはじめみなさん全員汚れ役をしているというのは面白いと思いましたね」とフォローも。続いて女子高生の質問にデヴィ夫人が答え、本作でも扱われているイジメの質問が飛ぶと「イジメは社会問題。大津のイジメで自殺された子が日本の社会で注目を集めましたが、人間やっぱり思いやりという気持ちが非常に大事です」と持論を展開した。さらに東京都議会のセクハラヤジ問題もヤリ玉に上がって「5日間も黙っていたなんてあり得ない! 日本の政治家がしっかりして教育を正さないといけませんよ」と怒りを露わにしていた。

イベントの最後には本作で映画初出演となった小松菜奈が登壇。この日初めて会ったというデヴィ夫人は「映画を見ましたが、本当にお上手でしたよ。初めてのお仕事なのにビックリしました」と絶賛。一方の小松は笑顔を見せながら「テレビで見てましたが、すごくキレイですごくイイ匂いがしますね!」と初対面の感想を。また、本作について「大変なこともありましたが、周りが楽しい方ばかりだったので楽しい毎日でした。(劇中で役所広司が演じた藤島について)"ドンマイ"っていう感じでしたね(笑)」と振り返り、「高校生や同世代の方をはじめ色んな方に今までにない衝撃を受けていただきたいです」とアピールしていた。映画『渇き。』は、6月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。