KDDIと沖縄セルラーは20日、auの「Eメール」(@ezweb.ne.jp)が、PCやタブレットなどマルチデバイスで利用できるWebメールサービスを開始すると発表した。開始予定は2014年6月30日。対象は「EZ WIN」や「IS NET」「LTE NET」(いずれも税別300円/月)などの同社のインターネット接続サービスを利用しているユーザーで、利用は無料。ただし、au IDの設定が必要となる。

サービスの利用イメージ

提供されるWebメールサービスは、「au ID」の設定により、PCやタブレットなどからWebブラウザ経由で@ezweb.ne.jpのEメールサービスが利用できるもの。従来、@ezweb.ne.jpのEメールサービスはauの携帯電話やスマートフォンのみで利用可能だった。

Webメールの画面レイアウトはPCやタブレットの大画面に合わせたデザインを採用し、auの携帯電話やスマートフォンの機能と連携する。auのアドレス帳サービス「Friends Note」からアドレス帳データをインポートすることで、メールの差出人をアドレス帳登録名で表示できる。また、アドレス帳に登録されている連絡先からの受信メールのみを表示する機能も備える。

送受信メールの同期については、携帯電話やスマートフォンで送受信したメール、PCやタブレットで受信したメールは全て同期され、どのデバイスでも閲覧できる。ただし、PCやタブレットでWebメールを使い送信したメールについては、携帯電話やスマートフォン側と同期せず、Webメールのみに履歴が残る。例外としてiPhoneのみ、iPhoneやPC、タブレット全てで送受信メールが同期される。

メールの保存容量は200MBで5,000件。また、「auスマートパス」加入ユーザーは、保存容量が最大1GB、もしくは20,000件まで拡張される。なお、通常auの携帯電話やスマートフォンでは200MBで500件(iPhoneでは200MBで2,000件)。

両社はこのWebメールサービスにより、携帯電話が手元になかったり故障した際でも、PCやタブレットからauのEメールを利用できるとしている。