フィギュアメーカーのコトブキヤとJリーグのプロサッカークラブ「東京ヴェルディ」が、Jリーグ初となる「フィギュアパートナー」契約締結を交わしたことが11日、明らかになった。

左から東京ヴェルディの井林章選手、壽屋戦略開発部・杉山学氏

「フィギュアパートナー」は、東京ヴェルディのディフェンダー井林章選手が公式戦でゴールを決めるごとに、コトブキヤから井林選手にフィギュアが贈られるというもの。井林選手がアニメ好きということから、今回の締結が実現したという。コトブキヤでは今年から「サブカルチャーを愛する全ての人を応援する」として、さまざまな分野で活躍している人を応援するキャンペーンをtwitterで展開しており、井林選手がアニメが好きであることから、東京ヴェルディとの交流がスタートした。

今回の契約締結について、井林選手は「Jリーグ初のパートナー契約ということで、パイオニアとしてしっかり結果を残せるように、そして皆さんに全力で応援してもらえるような選手になれるようにがんばりたい」と意気込みを語り、「去年は1ゴールだったので今年は最低でも2点は取って、テレビの両脇に2つは置きたいですね」とフィギュア効果からの成績アップに期待を寄せた。また、コトブキヤ戦略開発部の杉山学氏は「サブカルチャーを広く知ってもらうきっかけになればと思います。今後も地域への貢献やアスリートの応援をコトブキヤとしてできる形でやっていきたい」と、今後の展望を語っていた。

コトブキヤ本社のある立川市は東京ヴェルディのホームタウンでもあり、ロゴも互いに緑色ということで共通項の多い両者。サブカルチャーとスポーツの架け橋になることが期待される。なお、今回の企画はtwitterから始まった縁もあり、twitter上でもキャンペーンを展開。コトブキヤの宣伝アカウント「@kotobukiyas」をフォローし、ハッシュタグ「#フィギュアパートナー」をつけて井林選手への応援メッセージをツイートすると、井林選手がゴールを決めるごとに抽選で1名にフィギュアがプレゼントされるという。