映画『好きっていいなよ。』の完成披露試写会が10日、都内で行われ、キャストの川口春奈、福士蒼汰、市川知宏、足立梨花、永瀬匡、西崎莉麻、山本涼介、八木アリサと日向朝子監督が出席した。

映画『好きっていいなよ。』の完成披露試写会に出席した川口春奈(右)と福士蒼汰

葉月かなえの同名漫画を実写化した本作は、高校生のリアルな恋愛を描いたラブストーリー。友だちも彼氏もいないめい(川口)は、学校一のモテ男・大和(福士)になぜか気に入られる。突然のキスから始まった恋の中で、めいは喜びや優しさ、嫉妬や切なさを知って成長していく――というストーリーで、映画は7月12日から全国公開。

自身初の恋愛映画で主演を務めた川口は、「緊張したけど、同年代のキャストに囲まれて刺激を受けました」と振り返り、「キスシーンがたくさんあって、キュンキュンできる作品になった。今日は家族も来てるので恥ずかしいけど」と照れ笑い。そんな川口の恋人役を務めた福士は、「色んな形の恋が描かれてる。タイトルの通り、普段言えないようなことを言えるようになってくれたらうれしい」とアピールした。

また、キュンとしたシーンについて聞かれた川口は、市川演じる海とのシーンを挙げるも、「セリフなんだっけ?」と耳打ちし、市川は「俺が言うの?『好きな人にはいつでも毎日会いたいけどな』でしょ」と答えながら苦笑い。「実は、さっき女子たちがしゃべってるのを盗みました……」と飄々と告白する川口に、足立は「それ、私が言おうとしてたのに~!」と大焦りで笑いを誘っていた。

一方、「ネクタイを引っ張って、めいからキスするシーンはドキッとした。撮影は寒かったけど、気持ちが温かくなりました」と語った福士は、先月30日に21歳を迎えたばかり。サプライズで同シーンを再現したバースデーケーキがプレゼントされ、会場の「おめでとう! ア~ン!」という声とともに川口が大きなスプーンでケーキを食べさせると、福士は「美味しいです」と大照れしていた。