お笑いコンビ・ダイノジの大谷ノブ彦が、8日に東京競馬場で行われるG1・安田記念でディープインパクト産駒のワールドエースを指名したことから、Twitterなどでは悲鳴が上がっている。

"デス馬券"返上を目指す大谷ノブ彦

大谷は、自身がパーソナリティーを務めるニッポン放送のラジオ番組『大谷ノブ彦 キキマス!』(毎週月~木曜 13:00~16:00)で、"リスナー還元"を目的とした企画をスタート。"キキマス! 一点勝負"と題し、4月から毎週日曜日の競馬のメインレースを予想し、単勝馬券を毎週1万円分購入するというもので、賞金はリスナーに全額還元される。しかし、これまでの戦績は8戦0勝。当初は人気のない「穴馬」を予想することもあったが、徐々に人気馬で的中を狙うも敗戦が続いている。

このような経緯もあり、番組リスナーの間では「大谷ノブ彦が予想した馬を外して買う」という新たな予想スタイルも誕生し、ついには「これはデスノートならぬ"デス馬券"」の声も。8日の安田記念では、1番人気が予想されるジャスタウェイを一時は予想しかけたが、最終的にはワールドエースを指名したことから、Twitterでは「ワールドエース終了のお知らせ」「よし馬券から外そう」「やめ~て~」「今回の被害者はワールドエースか」といった声が噴出している。

5月25日のオークスでは、絶対的1番人気となったハープスターを指名していたが、蹄鉄(ていてつ)が外れかけるアクシデントに見舞われて2着。翌週の日本ダービーで予想した武豊騎乗のトーセンスターダムは、最後の直線で先頭を走っていたが、突如バランスを崩して内ラチ(コースの内側にある柵)に激突し、16位という結果に。レース後、武豊騎手は報道陣の取材に応じ、「いい感じで進めていた。これからならば(上位2頭と)"3頭で叩き合い"かなって」と勝利への手応えを語っていた。

"デス馬券返上"を掲げた日本ダービーでは、曜日レギュラーの松木安太郎、マキタスポーツ、森脇健児、ダイアモンンド☆ユカイの4人も予想に参加。彼らが選んだ全8頭の三連単馬券を40万円分、大谷の単勝馬券を10万円分の計50万円分を購入した。ところが、不的中率100%を更新したことから、リスナーから「大谷、自腹でリスナーにプレゼントしろ!」などといった厳しい声が相次ぎ、大谷は「わかりましたよ! じゃあ、ニッポン放送の周波数に合わせて"1242"出しましょう! 1万2,000円出しますよ」と堂々宣言。番組軍資金と合わせて、安田記念で単勝12万4,200円分をワールドエースに投じる。

ニッポン放送では、8日14:30からの『日曜競馬ニッポン』の中で安田記念の模様を実況中継。大谷は、安田記念の結果を受けて、9日13:00からの同番組収録に臨む。