お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、1日に放送されたフジテレビ系トークバラエティ番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、AKB48襲撃事件について語った。

AKB48襲撃事件についてコメントした松本人志

松本はまず、握手会参加券付きのCDに疑問の声があることに触れ、「(無料になると)危ないのがいっぱい来るから、もっとタチの悪い事件に発展する可能性もある」と指摘し、「ビジネスとファンサービスのバランスをどうとっていくかですよね」とコメント。「このままエスカレートしたらもっととんでもないことになってたから、これで1回ちょっと立ち返って」と語った。そのほか、自身が握手を求められた際の心境については「恐怖心はあるよ、男の俺ですら」。「独身の時に鍵をかけ忘れて寝て、朝起きたら靴を全部盗まれてたことがあった」など過去の恐怖体験も打ち明けた。

収録の前日、東京・中野ブロードウェイを訪れたという松本。そこで見つけた山口百恵のブロマイドや缶バッジにテンションが上がり、思わず購入してしまったのだという。「中学校ぐらいの時に大好きだったから、百恵ちゃんの握手会あったら喜んで行ってたと思うのよ」と振り返り、「結局僕は百恵ちゃんと握手したことないけど、50(歳)になった今でも百恵ちゃんでテンションが上がるわけですよ」と説明。「考えようによっちゃあ、握手会なかったってファンを魅了することはできるんですよね」と分析し、「だから、握手会やめろって言うんじゃないけど、それはそれで形を変えたりもっと小規模にしたり」と課題を提起した。

先月25日、岩手県滝沢市の岩手産業文化センター・アピオで行われていたAKB48の握手会で刃物を持った男が暴れ、メンバーの入山杏奈と川栄李奈、2人を守ろうとした会場整理スタッフ1人が負傷。同日に盛岡市の病院で手術後、翌日に退院した。