アイ・アム&インターワークスが運営する製造業求人情報サイト「工場ワークス」は27日、同サイトに掲載されている求人広告から、2014年4月度の製造業の平均賃金をまとめた結果を発表した。

それによると、全国の平均時給は1,064円で、前年同月比は3.1%増と6カ月連続プラスとなったものの、前月比は1.5%減と2013年7月以来、9か月ぶりのマイナスとなった。前月比が大幅に下落している要因としては、比較的時給の高い「車・バイク・重機系」「半導体・先端技術」「機械・精密機器・金属」の業種の割合が減ったことによるという。

全国平均時給・増減率の推移

エリア別に見ると、北海道・東北が前年同月比4.5%増の950円、関東が同1.2%増の1,083円、中部・東海が同1.5%増の1,131円、信越・北陸が同0.5%増の1,010円、関西が同1.1%増の1,071円、中国・四国が同5.6%増の1,017円、九州・沖縄が同9.8%増の1,005円と、全7エリアが前年比プラスとなった。

業種別では、「医療・福祉・介護・製薬」が前年同月比7.3%増の1,132円、「物流・倉庫」が同6.9%増の1,075円など、全12業種中、8業種が前年比プラス。前月比では7業種がプラス、5業種がマイナスとなった。

職種別に見ると、全29職種中、前年同月比では23職種がプラス、6職種がマイナス、前月比では14職種がプラス、14職種がマイナスとなった。