東京都豊島区の真言宗豊山派 金剛院は24日、境内にコミュニティスペース赤門テラス「なゆた」をグランドオープンする。

金剛院境内にコミュニティスペース「なゆた」がオープン

"な"ごんで、"ゆ"ったり"、た"のしく=「なゆた」

同スペースは、さまざまな人々が「ご縁」を結ぶコミュニティスペースとしてオープンする"カフェ寺(てら)ス"。「なゆた」は元は仏教用語で「極めて大きな数」のこと。私たちの身の回りにあるたくさんの「ありがとう」「おかげさま」に気付き、人として限りなく大きな存在であることを感じてほしい、という願いが込められている。

また、この言葉は「なごんで」「ゆったり」「たのしく」の語呂合わせでもあり、楽しい会話やコミュニケーションを通して、境内の木々やふりそそぐ光の自然を感じながら、落ち着ける空間カフェを創造していくという。

今回のオープンの背景には、近年深刻化する少子高齢化、単身時代にあって「独居高齢者」「親子、世代間のコミュニケーション不足」「ご近所づきあいの減少」などの中で、さまざまな地域問題を解決したい、という住職の思いがあるという。今後は、老若男女問わず気軽な気持ちで立ち寄ることができ、さまざまなイベントや人々のつながりを通して、一人一人の笑顔を生むコミュニティスペースとして活用を目指していくとしている。

今後の展開として、サッカー観戦を通じて親子の絆を深め、新たなコミュニケーションを創り出すことを目的に、6月15日に親子限定参加型のワールドカップ観戦(日本対コートジボワール戦)企画を予定している。

グランドオープン予定日時は、5月24日 10時~19時。場所は、真言宗豊山派 金剛院境内(東京都豊島区長崎1-9-2)。対象は、全世代(赤ちゃんから高齢者まで)。定休日は、毎週火曜日。