アルベルト・ザッケローニ監督が選んだ23人の日本代表メンバーとは

日本サッカー協会は12日、サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場する日本代表メンバー23人を発表した。日本時間6月13日より開幕する、4年に1度のサッカーの祭典・W杯。アルベルト・ザッケローニ監督が選んだ「23人のサムライ」は以下の通りとなっている。


GK

川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、西川周作(浦和レッズ)、権田修一(FC東京)

DF

今野泰幸(ガンバ大阪)、吉田麻也(サウサンプトン)、森重真人(FC東京)、長友佑都(インテル・ミラノ)、内田篤人(シャルケ)、酒井高徳(シュツットガルト)、伊野波雅彦(ジュビロ磐田)、酒井宏樹(ハノーファー)

MF

遠藤保仁(ガンバ大阪)、長谷部誠(ニュルンベルク)、山口蛍(セレッソ大阪)、青山敏弘(サンフレッチェ広島)

FW

本田圭佑(ACミラン)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、岡崎慎司(マインツ)、柿谷曜一朗(セレッソ大阪)、大久保嘉人(川崎フロンターレ)、清武弘嗣(ニュルンベルク)、齋藤学(横浜F・マリノス)、大迫勇也(1860ミュンヘン)

過去のW杯代表メンバー発表会見では、数々のドラマが生まれている。日本が初出場した1998年のフランス大会では、キングこと三浦知良選手(当時ヴェルディ川崎)、自国開催の2002年では「ファンタジスタ」中村俊輔選手(横浜F・マリノス)らビッグネームが涙を飲んだ。

今回も事前にさまざまなメンバー予想が飛び交う中で、大久保選手が「サプライズ」で選出されるのではないかという意見が数多くあり、予想通り選出された。そういった意味では、「本当のサプライズ」はなく、おおむね順当なメンバーが選ばれた印象といっていいのではないだろうか。

会見に臨んだ指揮官・ザッケローニ監督は「選考するために4年間で232試合を視察して、このメンバーを選ぶに至った」と、23人の代表メンバーの顔ぶれに自信をのぞかせた。メンバーを選ぶ基準として、「クオリティー」「グループの和」を優先。さらには「戦術理解力の高さ」や「ユーテリティー」も重要視したという。

また、「同じ実力のある選手ならば、若い選手を優先した」。ブラジル内の長距離移動なども考慮し、体力のあるフレッシュな選手を積極的に選んだことも明かした。なお、同協会は13日に23人に選ばれなかった選手から、予備登録用の7人を発表する見込み。

大会は日本時間で6月13日、ブラジル対クロアチアの一戦で幕を開ける。グループCの日本は、15日10時より対コートジボワール戦、20日7時に対ギリシャ戦、25日5時に対コロンビア戦を行う予定となっている。

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