ジャックスはこのたび、6月に創立60周年を迎えるにあたり、ジャックス創業の地である北海道函館市へ太陽光発電システムによる発電所を建設し寄贈すると発表した。

このたびジャックスが寄贈する太陽光発電システムによる発電所は、函館市新湊町の同市所有地に6月下旬の竣工を目指し建設する。広さ1672m2の土地に容量83.16kwの太陽光発電パネルを設置し、年間の発電量として約10万kWhを見込んでいるという。寄贈発電所の建設費は、3500万円規模となり、費用の原資としては、ジャックスとジャックスの創業者で函館市に居住している山根要名誉会長個人からの寄付金となるという。

また、資源エネルギー庁が定める再生可能エネルギーの固定価格買取制度により、今後20年間に及ぶ函館市の売電収入の累計額は6500万円超となる見込みだという。売電収入の使用使途については、函館市の環境整備・地域貢献・雇用促進等に使用してもらう予定としている。さらに、同寄贈と同時にジャックスでも函館市への寄贈発電所と同規模の太陽光発電システムによる発電所を隣接地に建設して発電事業を開始。

ジャックスは、1998年に業界で初めてという太陽光発電システムの設備購入・設置工事費用を対象としたソーラーローンの取扱いを開始、現在もクレジット事業における最注力商品として取扱いの拡大へ向け取り組んでいるという。2013年度のソーラーローンの取扱高は、1000億円を超える見込みで、国内トップクラスの実績となっているという。

今後は、自らも発電事業者となり、地球環境に優しい再生可能エネルギーの創出に取り組みながら、太陽光発電システムのさらなる普及をサポートしていくという。

ジャックスでは、創立60周年を機に創業の地"函館"で、太陽光発電に関わる寄付と事業の双方を実施することで地域と社会に貢献していきたいと考えているとしている。