アップルは4月29日、ノート型Mac「MacBook Air」をアップデートした。高速なCPUを搭載、バッテリー駆動時間がわずかに向上している。また、価格が88,800円からに引き下げられた。
今回のアップデートはCPUを強化するもので、デザインやインターフェイスの変更はない。11インチ、13インチに、それぞれ128GBモデルと256GBモデルが用意されたラインナップも同じだ。新しく搭載するCPUは、1.4GHz動作のデュアルコアIntel Core i5 (Turbo Boost使用時に最大2.7GHz)。3MBの共有L3キャッシュを装備する。CPU統合のグラフィックス機能はHD Graphics 5000だ。これまでの搭載CPUは1.3GHz動作のデュアルコアIntel Core i5 (最大2.6GHz)だった。なお、Apple Storeのカスタマイズオプションで1.7GHz動作のデュアルコアIntel Core i7 (最大3.3GHz、4MB共有L3キャッシュ)を選択できる。
バッテリー駆動時間は、11インチモデルが最大9時間。13インチモデルが最大12時間。これらは従来モデルと同じだが、アップルによると、iTunesムービー再生が11インチモデルが最大8時間から最大9時間に、13インチモデルが最大10時間から最大12時間に延びた。
その他のスペックは、液晶ディスプレイが11.6インチ (1366×768ピクセル)、または13.3インチ(1440×900ピクセル)。メモリは4GB(1600MHz LPDDR3)で、オプションで8GB(1600MHz LPDDR3)の選択が可能。256GBモデルは、オプションでストレージを512GBフラッシュストレージに変更できる。720p FaceTime HDカメラ、無線LAN (802.11 ac/a/b/g/n)、Bluetooth 4.0、USB 3.0ポート×2、Thunderboltポート、デュアルマイク、ステレオスピーカー、ヘッドフォン出力端子、MagSafe 2電源ポートなどを搭載。13インチモデルはSDXC対応のSDカードスロットを備える。本体サイズおよび重量は、11インチモデルが30×19.2×1.7センチ(幅×奥行き×高さ)/1.08キロ、13インチモデルが32.5×22.7×1.7センチ(同)/1.35キロ。
価格は11インチ(128GB)モデルが88,800円、11インチ(256GB)モデルが108,800円、13インチ(128GB)モデルが98,800円、13インチ(256GB)モデルが118,800円。それぞれ5000円、4000円、5000円、4000円の値下げになった。