『恋は話し方が9割』(1,200円・税別)

リンダパブリッシャーズは4月1日、婚活のさまざまなシーンでの"話し方"を解説する書籍『恋は話し方が9割』(1,200円・税別)を発売した。四六版並製192ページ。

著者の藤田サトシ氏は2002年に「モテない男のナンパ塾」を開塾し、塾長として『モテ・バイブル』(中経出版・中経文庫)や、『モテない男のナンパ塾』(講談社)、『モテる会話』(アスペクト)などを出版。

過去の著書では街中における男女の出会いに関する事例をメインに取り上げてきた。しかし、出会いの場が多様化してきたことを受け、本書では特に街コンやお見合いパーティーといった「複数の男女の出会いの場」で有効な話し方のノウハウを解説している。

本書では、OKワードとNGワードを比較して解説。たとえば意中の人に恋人がいるのか知りたい場合、「彼氏(彼女)はいますか?」はNGワード。藤田氏によれば「相手に恋人がいるかどうか気になって聞いてしまうのかもしれないが『この人、自分に自信がないんだな』とばっさり査定されてしまう」とコメントしている。

OKワードは「今日から私が彼氏(彼女)になるかもしれないね」。未来に向けた明るいワードであるとともに、相手に恋人がいる(それぐらい魅力的だ)ということを前提に話しはじめ、できたら自分の恋愛話を開示し、相手に「今の相手はどういう人なの?」と聞き、双方向のコミュニケーションをはかるほうが次のステップにつながりやすいという。

他にも「相手の心をくすぐるコトバ」「不快感を与えない好意の伝え方」「丁寧すぎず、多少強引にいく話し方」などがNG、OKワードとともに解説されている。後半では「会話を続かせる雑談力の磨き方」「人の本能に働きかけるYES話法」など、さまざまな話し方のテクニックを紹介。最後に藤田氏は「『恋愛』とは『人間力』。人間的に魅力のある人は必ずモテます。容姿や経済力は二の次です。話し方で異性とのいい関係を築いてほしい」と述べている。