トヨタ自動車は中国で開催中の「第13回北京モーターショー」に、合弁パートナーの一汽トヨタ自動車販売・広汽トヨタ自動車とともに、中国初披露となる新型「カローラ」や新型車「レビン」を含む主力車種・コンセプトカー計38台を出展している。

新型車「レビン」

新型「カローラ」

同社は1964年、「クラウン」を初めて中国に輸出し、2014年で50年を迎える。北京モーターショーのプレスカンファレンスに出席したトヨタ自動車副社長、伊原保守氏によれば、今回発表した新型「カローラ」・新型車「レビン」に中国産ハイブリッドユニットを搭載し、新型ハイブリッド車として中国市場に投入する計画とのこと。将来的に中国市場で日系メーカーNo.1、ブランド別シェア3位をめざし、年間販売200万台規模の事業へと成長を遂げることが、伊原氏の描く中国事業の将来像だという。

そのために、2017年末までの3年間で、15車種以上の新型車を中国市場に投入する予定であり、生産体制の強化も行うとしている。具体的には、中国市場において6割を占めるに至ったコンパクト市場へ、商品力の高い新モデルを投入することを最重要課題とし、2013年に投入した中国専用モデル「ヴィオス」「ヤリスL」に続き、新型「カローラ」を一汽トヨタ、新型車「レビン」を広汽トヨタに投入する予定だ。

北京モーターショーのトヨタブース