日本生命保険はこのたび、マレーシア輸出入銀行が発行する債券(米ドル建てミディアムタームノート)に、1億米ドル(約103億円)の投資を行ったと発表した。

マレーシア輸出入銀行は、マレーシア政府が出資する政策金融機関であり、国際貿易の発展を目的とした貿易金融の提供や、インフラを中心としたプロジェクトファイナンスを主要事業としているという。

このたびの同社からの投資が、貿易金融の円滑化やインフラ整備の促進等を通じて、同国をはじめアジア地域における経済活動の活性化や成長拡大に資するものと期待しているという。

同社は、近年、資産運用におけるリスク分散の観点から、グローバルな投資に注力しているという。特に今年度より、海外クレジット領域への投資の更なる強化の観点から「クレジット投資部」を新設。昨年度は、アジア・オセアニア地域において約1,100億円のクレジット投資を行ってきたが、今後とも、アジアをはじめグローバル規模でクレジット投資の強化・拡大に取り組み、各地の経済・産業の活性化に資する取り組みを通じて社会的責任を果たすとともに、リスク分散に留意しつつ投資先の成長を契約者利益として還元できるよう、一層努めていくとしている。