東洋経済新報社は、上場会社2,358社を対象に、前回の定時株主総会でのお土産と内容についてアンケート調査を実施した。

株主総会で用意したお土産の一例

被災地支援のため東北の商品を選ぶ会社も

前回の定時株主総会で、お土産を準備しているか尋ねたところ、73%にあたる1,719社が「用意している」と回答した。この社数は、株主優待を実施している社数(1,022社)よりも多い数字となっており、株主総会参加者に対する会社の関心の高さがうかがえる。

お土産の中身について聞くと、お菓子を中心とした食品を用意している会社が多かった。食品メーカーは自社製品、小売業ではプライベートブランド商品が多く見られた。他の業種では「とらや」や「ゴディバ」など有名店の菓子を準備している会社が多い。

また、図書カードやお米券、映画招待券など、金券を準備している会社も見られた。東日本大震災を受けて、携帯ラジオなどの防災関連グッズをお土産にしたり、復興支援をかねて、東北地方の商品を選ぶ会社も目立っている。