相模鉄道は4月27日、本線・いずみ野線でダイヤ改正を実施する。速達性の向上を図るべく、日中時間帯(10~16時)に新たな列車種別「特急」が導入される。

相鉄線の快速湘南台行。ダイヤ改正で日中時間帯は横浜~海老名間の運行となる

特急は平日・休日の日中時間帯、本線・いずみ野線で1時間あたり2本ずつ運行される。本線の特急は横浜駅・二俣川駅・大和駅・海老名駅に停車し、横浜~海老名間の所要時間は26分(現行の急行より約5分短縮)。いずみ野線の特急は横浜駅・二俣川駅・いずみ野駅・湘南台駅に停車し、横浜~湘南台間の所要時間は24分(現行の快速より約5分短縮)とされている。

同社の快速は現在、本線・いずみ野線横浜~湘南台間の運行だが、ダイヤ改正後は日中時間帯に限り、本線横浜~海老名間の運行となり、快速停車駅の星川駅・鶴ヶ峰駅から海老名方面へ乗換えなしで利用可能に。日中時間帯の快速の運行本数も増やされ、現行の1時間あたり平日3本・休日2本から、平日・休日ともに1時間あたり4本となる。

また、現行の日中ダイヤで実施されている星川駅での快速・各停の接続をなくし、各停の二俣川~平沼橋間の所要時間短縮を図るほか、瀬谷駅周辺の工事完了で運転速度の制限がなくなるため、同駅を通る列車の所要時間短縮も図られる。早朝の時間帯に列車の増発・種別変更も行う。なお、今回のダイヤ改正は日中時間帯のダイヤパターン変更が中心で、朝夕ラッシュ時間帯のダイヤパターンに大きな変更はないとのこと。