南海電気鉄道はこのほど、難波~今宮戎間の高架下で新たな商業開発を行うと発表した。駅と駅との間を活性化させ、なんばの街づくりを推進するための同社の取組み「なんばEKIKAN(えきかん)プロジェクト」の一環だという。

南海電鉄の難波駅

1938(昭和13)年に竣工した同区間の高架下は、梁の部分の美しいアーチが特徴で、長く倉庫や事務所として使われてきた。今回の商業開発では、「人と人をつなぐ」をテーマに趣味性の高い店舗を集積させ、感度や趣向が似た人々が店舗を通じて交流する商業ゾーンをめざす。4月26日には、第1期オープンとして3店舗からなる商業ゾーンが誕生する。店舗面積は約895平方メートル。

第1期オープンで開業するのは、自転車と自転車パーツを取り扱うサカイサイクルが運営する「cycle HERO」、DIYとガーデニング用品を販売する「DIY FACTORY OSAKA」、炭火焼カフェ・BBQレストランの「Charcoal Grill Parlor Orquesta 」。なお、第1期エリアの南側高架下では、第2期エリアの開発も計画されており、第2期オープンは2015年春の予定。