KADOKAWA中経出版ブランドカンパニーはこのほど、書籍『社長の経済学』を発売した。著者は経済学者の山口義行氏。価格は1,500円(税別)。

『社長の経済学』表紙

同書では、「99.7%の社長は、経済をわかっていない」とする。それはなぜか。マスコミが報じる経済ニュースは「大企業」に取材し、「大企業のために」書かれた情報であるのに対し、日本企業の99.7%は中小企業だからだという。日々の経済ニュースを追っている経営者ほど、大企業のために報じられたことを「自社にも関係すること」のように誤解し、さらなる苦境に陥る可能性が高いとしている。

同書では、中小企業経営者向けのネットワーク「スモールサン」主宰者で、日本全国の社長と交流する経済学者の山口義行氏が、昨今の主要な経済トピックについて"中小企業経営者の目線から"解説。「事業に応用できる経済の知」を身につける方法を説くとしている。

主な内容は、「Chapter 1 入門! 社長の経済学―『経済ニュース』を信じてはいけない!」「Chapter 2 社長が知りたい『デフレ』の経済学」「Chapter 3 社長が知りたい『成長戦略』の経済学」など。

著者の山口義行氏は1951年愛知県生まれ。立教大学経済学部教授で、専門は金融論。中小企業サポートネットワーク「スモールサン」主宰。経済学者として金融・経済に関する研究や政策提言を行う傍ら、スモールサン主宰として中小企業支援活動を行っている。